長年連れ添った伴侶の介護を、ご自身も高齢になりながら担っていらっしゃる——本当に、頭の下がる毎日だと思います。「外に連れて行くのが難しくなってきた」「家でできるケアはないだろうか」と考えるなかで、訪問マッサージにたどり着く方は少なくありません。
ただ、いざ調べてみると「保険が使えるの?」「うちの場合は対象になるの?」と、わからないことが次々出てきますよね。このコラムでは、保険適用の条件について、よくいただくご質問にQ&A形式でお答えします。むずかしい言葉はかみ砕いてお伝えしますので、お茶でも飲みながら、ゆっくり読んでみてください。
Q1. そもそも、訪問マッサージは誰がしてくれるのですか?
A. 国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」などの資格を持った施術者が、ご自宅にうかがって施術します。資格を持つ専門家が来てくれるので、その点はご安心ください。お住まいから出かけるのが難しい方のための仕組み、とイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
Q2. 訪問マッサージは医療保険が使えると聞きましたが、本当ですか?
A. はい、一定の条件を満たした場合に、医療保険が適用されることがあります。ただし「誰でも・いつでも保険になる」わけではなく、いくつかの条件があります。次のQ3で具体的に見ていきましょう。
Q3. 保険が適用されるのは、どんな場合ですか?
A. おおまかに言うと、次のような点がポイントになります。
- 筋麻痺や関節の動かしにくさ(拘縮)など、医療的なマッサージが必要な状態であること たとえば、脳梗塞の後遺症で体の片側が動かしにくい、寝たきりで関節が固くなってきた、といった状態が代表的です。
- 主治医が「マッサージが必要」と認め、同意書を出してくれること ここが大きなポイントです。保険を使うには、かかりつけの先生の同意書が必要になります。
- 慰安(疲れを癒すことだけ)が目的ではないこと あくまで、医療上の必要があることが前提になります。
つまり、「ご主人(奥さま)の体の状態」と「主治医の同意」がそろうことが、保険適用の入り口になる、と覚えていただければ十分です。
Q4. 「同意書」というのは、どうやってもらうのですか?
A. かかりつけの主治医に、訪問マッサージを受けたい旨をお伝えして、同意書を書いていただく流れになります。「自分から先生にお願いするのは気が引ける」と感じる方もいらっしゃいますが、これはごく一般的な手続きです。
施術院や相談窓口が、同意書の取得の流れをサポートしてくれることも多いので、ひとりで抱え込まずに相談してみてください。
同意書のもらい方や、申請の流れについては、別のコラムでもくわしくご紹介しています。「具体的な書類の流れを知りたい」という方は、あわせてご覧ください。
Q5. 保険が使えると、費用はどのくらいになりますか?
A. 保険が適用される場合、かかった費用のうち**自己負担分(1〜3割など、保険の種類や所得によって異なります)**をお支払いいただく形になります。具体的な金額は、施術の回数や内容、お住まいの地域によっても変わります。
正確な見込みは、症状や同意書の状況をうかがったうえでないとお伝えしにくいのですが、事前にきちんと説明してくれるかどうかは、信頼できる施術院を見分ける目安にもなります。遠慮なく確認してくださいね。
Q6. 介護保険のサービスとは別なのですか?
A. はい、訪問マッサージで使うのは基本的に医療保険で、介護保険の枠とは別の仕組みです。そのため「介護保険の限度額がいっぱいで、これ以上サービスを増やせない」という方でも、検討できる場合があります。ご夫婦で在宅の暮らしを続けるうえで、選択肢のひとつとして知っておいて損はありません。
Q7. まず、何から始めればいいでしょうか?
A. いきなり契約を、と気負う必要はありません。最初の一歩としておすすめなのは、中立の無料相談窓口に、いまの状況を話してみることです。
「おうちで鍼灸マッサージ」では、ご本人の体の状態やお住まいの地域をうかがったうえで、保険適用の見込みや進め方を一緒に整理し、状況に合った施術院をご案内しています。私たちは、不正請求の防止に取り組み、信頼できる登録店舗のみをご紹介する中立の窓口です。「うちの場合はどうかしら」という素朴な疑問だけでも、どうぞお気軽にお寄せください。
さいごに
ご自身も年を重ねながら、伴侶を支える日々は、心身ともに負担の大きいものだと思います。だからこそ、ご家庭で受けられるケアや、使える制度を上手に頼っていただきたいのです。
保険適用の条件は少し複雑に見えますが、要は**「体の状態」と「主治医の同意」**。そこが整えば、ぐっと現実的になります。わからないことは、ひとつずつ一緒にほどいていきましょう。まずは無料相談で、いまの気がかりをお聞かせくださいね。


